2025年 スイス周遊旅行に便利な鉄道パス料金一覧/スイストラベルパス、ベルナーオーバーラントパスなど

スイス鉄道

2025年の料金をやっとアップしました!
2025年の鉄道パスの料金は2024年と同額です。
同じだから急がなくていいかなと更新をサボっていました…。

過去の料金と比較したいので2024年料金表の記事も残しておきたいです。
が、ややこしいでしょうか…。どのようにするか模索中です。

スイス国内 全域

スイストラベルパス / Swiss Travel Pass

連続利用タイプのスイス国内鉄道周遊券。
主な鉄道、バス、トラム、湖船などの交通機関が乗り放題です。

氷河急行などにもパスで乗れます!
(別途、座席予約料は必要)

その他の特典は、
・全国約500ヵ所の美術館・博物館が無料
山岳交通の半額割引(一部25%割引)など
※山岳交通のうちリギ山、シュタンザーホルン、シュトースは無料

料金は2024年と同額です。

連続利用
大人
2等 1等 連続利用
ユース
2等1等
3日2443893日172274
4日2954694日209330
6日3796026日268424
8日4196658日297469
15日45972315日328512
通貨:CHF  適用期間:~2025.12.31

例:3日パス
7月3日、4日、5日と3日間連続利用

スイストラベルパスフレックス / Swiss Travel Pass Flex

1か月の中で好きな日を選んで有効日とし、有効日はスイストラベルパスと同様の効力があります。

料金は2024年と同額です。

選択利用
大人
2等1等選択利用
ユース
2等1等
3日2794453日197314
4日3395394日240379
6日4056446日287454
8日4396978日311492
15日47975515日342535
通貨:CHF  適用期間:~2025.12.31

例:3日パス
1か月のなかで好きな日を選んで利用できます。
7月2日、15日、20日と選択した場合、それらの日はトラベルパスと同様に国内交通機関や美術館の無料、山岳交通の割引などの効力があります。
(有効日は購入時に決める必要はありません)

注意点は、選んだ日以外は無料も割引もないこと。

2つのパスに共通

  • ユース(16~25歳未満)料金は大人より約30%安い
  • シニア料金なし
  • 子供(6~16歳未満)はパス所有者の親と同行する場合、申込むとスイスファミリーカードが無料でもらえます。
  • 6歳未満は無料(ファミリーカードも不要)

ユーレイルパスとの違い
・ユーレイルのユースは28歳未満
・ユーレイルにはシニア料金(60歳以上)あり
・ユーレイルのユース料金は大人より約25%安い

エリアマップ

ゴルナーグラート鉄道は「鉄道」と名前がついているのに無料範囲外?

初めてのスイス旅行の時は鉄道が分かりにくかったです。
どれがスイストラベルパスで乗れる鉄道でどれが別途切符を買わなければならない山岳交通なのか見分けがつきませんでした。
ロープウェーは見た目からして鉄道とは違うので無料範囲ではないと分かりますが。

鉄道名を覚えきれないので私はざっくりと「住民居住地域にあって住民が日常的に利用する鉄道が範囲」とイメージしていました。

ツェルマット駅周辺は人が暮らしていますのでここまでは住民が日常的に利用する鉄道でスイストラベルパスの無料範囲。
ゴルナーグラート鉄道はそれより上に行きます。上にはホテルはありますが民家はないので無料範囲外の観光鉄道。割引のみ。

Swiss Travel Pass / Switzerland Travel Centre
日本語あり

Swiss Travel Pass / SBB

スイスハーフフェアカード / Swiss Half Fare Card

(これはパスではありませんがここで紹介します)
スイス国内の交通機関、山岳交通の乗車券をほぼ半額で購入できます

このカード自体は乗車券ではなく「乗車券を半額で買える資格証」のようなものと考えてください。検札時に購入した半額乗車券とこのハーフフェアカードを提示します。

料金は2024年と同額です。

  • 1枚 120CHF (ユース、シニアも割引なし)
  • 1等の乗車券も2等の乗車券も半額で買えます
  • 子供(6~16歳未満)はカード所有者の親と同行する場合、申込むとスイスファミリーカードが無料でもらえます。
  • 6歳未満は無料(ファミリーカードも不要)
  • トラベルパスのような美術館等無料の特典はありません
  • 1人につき1枚必要(同行者の分も半額で買うといった使い方はできません)
  • 1ヵ月有効(おおかたの日本人旅行者なら1ヵ月以内の旅行ではないでしょうか)

1ヵ月以上滞在の場合、1年有効のハーフフェアトラベルカード190CHFがあります。

ハーフフェアカードは乗り放題のトラベルパスと違い、毎回乗車券を買わなければなりません。
が、今は乗車券は駅で買わなくてもスマホアプリで簡単に乗車券を買えます。
鉄道だけでなくロープウェーなどの乗車券もアプリで買えるところが多いです。
スマホアプリを使える人ならデメリットではありません。

鉄道も山岳交通もほぼ全てが半額で買えるのでトラベルパスと比較して交通費総額が安くすむことが多いです。

スイス周遊旅行ではスイスハーフフェアカードが第一候補です。

Swiss Half Fare Card / Switzerland Travel Centre
日本語あり

Swiss Half Fare Card / SBB

地域限定パス

2013年 グリンデルワルト

ベルナーオーバーラントパス / Berner Oberland Pass

2025年から通年になります。
割引なども変更点がありますので注意。
料金は2024年と同額です。

ベルナーオーバーラントを広くカバーするパス。
前年までよりロープウェー等の割引が少なくなるところが増え、代わりにゴールデンパスラインはモントルーまで全てをカバーするようになりましたので、鉄道を使い動き回る人にはいいかもしれません。

通常料金2等1等割引料金2等1等
3日2402883日168202
4日2803364日196236
6日3504206日254305
8日3954748日287345
10日43552210日316380
通貨:CHF  適用期間:2025年1月1日~12月31日

割引料金
スイストラベルパス(同フレックス)、スイスハーフフェアカード利用者
*フレックスは有効日のみ
日本からの旅行者向け情報として3つを挙げましたが、主に現地の人が利用するGA TravelcardやHalf Fare Travelcard(ハーフフェアカードの1年版)でももちろん割引料金で購入できます。

  • 連続タイプのみ
  • 割引料金は通常のものより約30%安い
  • ユース(16~25歳未満)も割引料金適用
  • シニア料金はありません
  • 子供料金(6~16歳未満)は30CHF(ファミリーカードを使わない場合)

割引が30%と大きいので、ある程度の日数この地域に滞在予定でハーフフェアカード利用者なら、このパスも併せて買えばほぼハーフフェアカードの元は取れます。

Berner Oberland Pass/News 2025

2025年新設
2日間追加

通常料金2等1等割引料金2等1等
2日分追加72852日分追加6070

2日分のみを買うことはできません。
例えば10日パスを買った人が2日分追加を買うことは可能。

追加は10日パス+2日の12連続日のようなイメージ?
10日パスを使い終わった後1日あけて追加2日は無理?
調べられたら追記します。

割引変更
改善
半額→無料
 ミューレン~シルトホルン、ザーネン~モントルー
改悪
無料→半額
 ハーダークルム、シーニゲプラッテ、フィルスト
無料、特別料金→特別料金(25%引)
 グリンデルワルト~クライネシャイデック~ヴェンゲン、
 アイガーエクスプレス(グリンデルワルトターミナル~アイガーグレッチャー)、
 アイガーグレッチャー~ユングフラウヨッホ

フィルストとかクライネシャイデックとか無料だったところが有料になってしまうのが痛い…。
これではパスの「切符を買う手間を省ける」というメリットも減ってしまいます。SBBアプリにもまだ25%引きという選択肢はないようですし。

ユングフラウトラベルパス / Jungfrau Travel Pass

主にグリンデルワルト周辺のロープウェーや登山鉄道をカバーします。
ロープウェー等には1等、2等の区別はありませんので席種別のパスではありません。

広範囲をアクティブに観光するのではなく、グリンデルワルトなどに滞在して近場のユングフラウ地方中心に観光する人向け。

料金は2024年と同額です。

2025年通常料金割引料金
3日券210165
4日券235180
5日券270210
6日券290225
7日券310240
8日券330255
通貨:CHF 連続タイプ

アイガーグレッチャー~ユングフラウヨッホは特別料金
«connecting ticket» 63CHF
※2025年6月1日~8月31日 75CHF

割引料金
スイスハーフフェアカード、スイストラベルパス(同フレックス)利用者
*フレックスは有効日のみ
日本からの旅行者向け情報として3つを挙げましたが、主に現地の人が利用するGA TravelcardやHalf Fare Travelcard(ハーフフェアカードの1年版)でももちろん割引料金で購入できます。

Jungfrau Travel Pass
https://www.jungfrau.ch/en-gb/jungfrau-travel-pass/

他に夏期シーズン通して使えるアンリミテッドユングフラウサマーパスもあります。

テルパス / Tell Pass

ベルナーオーバーラントより東、中央スイス地方、ルツェルンを中心とした地域をカバーするパスです。

2024年と料金は同じようです。

大人2等2024年冬~2025年夏期
2日120190
3日160230
4日180250
5日200270
10日260340
通貨:CHF
2024年冬~:2024年11月1日~2025年3月31日
2025年夏期:2025年4月1日~10月31日
  • 連続タイプのみ
  • スイストラベルパス(同フレックス)、ハーフフェアカード利用者への割引はなし
  • 子供料金(6~16歳未満)は30CHF(ファミリーカードを使わない場合)

Tell Pass
https://www.tellpass.ch/de/shop/ticketshop

リージョナルパス レマン湖・アルプス / Regional Pass Lake Geneva-Alps

レマン湖周辺をカバーするパス

料金は2024年と同じようです。

通常料金2等1等割引料金2等1等
5日1101625日89131
7日1361987日110157
通貨:CHF  適用期間:2025年
  • 割引料金はスイストラベルパス(同フレックス)、ハーフフェアカード利用者
  • 5日の中から2日は無料、3日は半額で利用できます
  • 7日の中から3日は無料、4日は半額で利用できます
  • 子供料金(6~16歳未満)は5日2等53、1等79CHF、7日2等68、1等99CHF(ファミリーカードを使わない場合)

journey.mob.ch

まとめ

パスは買ってしまうと、たいして使わなかったとしても返金はありません。
・天気
・個別料金との比較
・旅のスタイル(精力的にあちこち観光する、のんびり観光する等)
などを考えて決めてください。

便利さ(切符を毎回買わなくてよい)を重視する場合は料金無視でパスでいいと思います。
ベルナーオーバーラントパスは無料だったところが割引に変わったところも多いので以前よりは手間がかかるかもしれません。

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